【メモ】ピロリ菌
こんにちは、愛妻家Yutoです。
ご相談が来ました。
今回はメモです。ただのメモです。(薬機法気にしてるなんて書けません)
いまは時間があるので、じっくり調べられるのがうれしい
元医療従事者(最近は割と専門で学んでました)で、自然療法マニアのYutoがお伝えします。
もくじです。
2、自然療法の可能性は??
何者?
見た目
体長は4μmで精子の頭ほど。細長くて4〜8本のしっぽ(鞭毛)がある。しっぽを使って前進だけでなくバックもできるらしい。そして進む速さは人間でいうと100mを5.5秒で走る速さ(金メダル確実)。
住みか
強酸(pH1-2)の胃液いっぱいの胃の中に特技を利用して住んでいる。
特技
ウレアーゼという酵素を出して、胃内の尿素をアンモニア(アルカリ性)に変換させて、自分の周りの強酸を中和する。なかなかの策士。
生い立ち
人間の中にどう入り込めるのかはいろんな説がある。有力なのは、胃酸が弱い子供の頃に大人からの食べ物の口移しが原因ではないか、とのこと。大人になったら胃酸が強くなっているからキスや日常生活では感染しないみたい。
悪行
いろんな酵素や分泌物を出して胃の粘膜を傷つける。感染者の3割に胃腸の症状が現れ、残り7割が無症状。胃炎、胃潰瘍、萎縮性胃炎、十二指腸潰瘍、胃がんの原因になる。胃がんは感染10年で3−5%の発生率、日本人の胃がんの99%はピロリ菌がいる人から起こる。除菌後の胃がん発生リスクは1/3になる。意外なところでは、メタボリックシンドローム、心筋梗塞、動脈硬化、貧血、慢性蕁麻疹、つわり、リンパ腫、突発性血小板減少性紫斑病のリスクを高める(詳しいメカニズムは不明)
薬で退治
一般的な処方はプロトンポンプ阻害剤と2種類の抗生物質。駆除率は約80%。プロトンポンプ阻害剤は、なぜだか胃酸の分泌を抑制する薬、それにしても副作用多すぎやしないかい?
自然療法の可能性(最低2週間)
参照論文のフルテキストはこちら↓
The In Vitro Activity of Essential Oils against Helicobacter Pylori Growth and Urease Activity
Essential oil | MIC:最小発育阻止濃度(低い方がGood) |
タイム | 15.6mg/L |
レモングラス | 15.6mg/L |
シダーウッド | 15.6mg/L |
レモンバーム(メリッサ) | 15.6mg/L |
オレガノ | 31.3mg/L |
ティートリー | 62.5mg/L |
レモン | 125mg/L |
Essential oil | IC50:50%阻害濃度(低い方がGood) |
シダーウッド | 5.3mg/L(他のは5.3〜1049.9 mg/L) |
*メーカー・純度・成分の種類と割合にこだわる
*ウッド系はツジョンが含まれているので摂取はダメ
プロバイオティクス(乳酸菌)の併用や、以下の食べ物の併用も効果的。
ブロッコリー、ブロッコリースプラウト(新芽)、カリフラワー、キャベツ、大根、ラディッシュなどアブラナ科の植物に多く含まれるスルフォラファンにピロリ菌の発生を低下させる効果がある。
ピロリ菌が死ぬと胃酸の分泌が良くなり、一時的にムカムカしやすくなる。そんなときは、コーヒー、お酒。辛い食事、油っぽい食品を避けること。